前回、避難先について再考しました。
今回はルックバック期間について再考してみようと思います。
目次
Portfolio Visualizerで調べてみた
あんまりたくさんのパターンを検証するのは骨が折れるので、まずはPortfolio Visualizerでいろいろなルックバック期間を設定してバックテストしてみました。
バックテストしたのは1998年1月~2019年9月までの期間です。
使用したのはVFINX(S&P500)、VEIEX(新興国株)、VGSIX(REIT)の3つに加えて避難先としてVUSTX(米長期債)の合計4つの投資信託です。
Portfolioの数字がルックバック期間、Assetの数字が保有する投資信託の数です。
パフォーマンスのよかったものから順に並べています。
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実際に使用する投資信託で検証してみる
実際に使用する投資信託で、リストの中からパフォーマンス順に1~10位までのルックバック期間と現在運用しているADM(1,3,6)、ODM(12)の合計12個のパターンについて検証してみようと思います。
避難先は全て国内債券を使用し、税金と手数料およびスイッチにかかる空白期間は考慮していません。
検証に使用したのは以下の投資信託です。
- 野村DC外国株式インデックスF・MSCI
- 野村DC国内株式インデックスF・TOPIX
- 野村新興国株式インデックスF
- 野村DC外国債券インデックスF
- 野村DC国内債券インデックスF・NOMURA-BPI総合
- 野村世界REITインデックスF
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表の数値に関してですが、リターンと標準偏差は年率換算したものです。
シャープレシオは金利等を考慮せず、単純にリターン÷標準偏差で求めています。
グラフは抽象画みたいになっているので表のほうがわかりやすいかもしれません。
まとめ
予想に反して(バイアンドホールドを除くと)現在運用しているADM(1,3,6)が一番よい結果になりました。
今回の4つの選択肢から選ぶ場合は1,3,6ヶ月のルックバック期間が最適に近かったということでしょうか。
バックテストの結果が再現性のあるものなのかはわかりませんが、自分で考えられる最適なルックバック期間は1,3,6ヶ月ということになりそうです。
11月からも1,3,6ヶ月のルックバック期間(避難先は国内債券に変更)で運用を続けようと思います。
最後に今回使用した投資信託とADM(1,3,6)、ODM(12)だけ抽出したグラフを置いておきます。
こちらのほうが少し見やすいかな?
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※投資は自己責任です。