モメンタム

Accelerating Dual Momentum(加速デュアルモメンタム)の運用方法

投稿日:2019年5月13日 更新日:

先日の検証でAccelerating Dual Momentum(加速デュアルモメンタム)の採用を決めましたので運用方法について書き留めておこうと思います。

どうでもよいのですが毎回「Accelerating Dual Momentum」「加速デュアルモメンタム」と書くと長いので、文字制限のあるTwitterでは「ADM」と記載しています。

ブログは文字制限がありませんのでできるだけ頑張りますが、めんどうになったら「ADM」と記載するかもしれません。

あしからずご了承ください。

前回の検証記事はこちらです。

Accelerating Dual Momentumの運用方法

使用する投資信託は以下の3つです。

  1. 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
  2. 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
  3. 野村DC外国債券インデックスファンド

毎月15日を基準に、この3つの投資信託のモメンタムを過去1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の期間で計測します。

計測したモメンタムが負でなければ、MSCI-KOKUSAIと新興国でモメンタムの大きなほうを、どちらも負のモメンタムの場合には外国債を保有します。

図にするとこんな感じですね。

Accelerating Dual Momentumの運用方法の図
Accelerating Dual Momentumの運用方法の図

なお、具体的なモメンタムの計測については、QDMさんが公開されているスクリプトを使用してモーニングスター社のWebサイトから過去の株価を取得します。

QDMさんが公開されているスクリプトはこちらです。

個人的な感想ですが、コレすごく便利です。

スクリプトを提供してくださったQDMさん、データを提供してくださったモーニングスター社に感謝です。

話がそれましたが、取得した株価から対象期間の騰落率を計算したら、1ヶ月=33%、3ヶ月=33%、6ヶ月=34%の比率で3つの期間の加重平均*を算出します。

こうして算出したモメンタム指数をもとに、先程のフローチャートに沿って保有する資産を決定します。

*正直なところ単純に騰落率を足して比較してしまってもよい(先日の記事に掲載したフローチャートでは”Compute 1 + 3 + 6 Month Momentum Signal”と記載されていました)と思うのですが、検証に使用したPortfolio Visualizerでは加重平均を使用していましたので一応そちらに倣うかたちをとっています。

運用方法については以上ですが…結構単純ですよねぇ。

※投資は自己責任です。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

-モメンタム
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

モメンタム投資に求めるもの

最近ADMはパフォーマンスが揮わないし、確定拠出年金でのシミュレーションも心配になる結果だったのでちょっと落ち込み気味なのですが、直近の10年以外にも調子の悪かった期間ってあるのかしら?ということでP …

2019年11月/確定拠出年金で加速デュアルモメンタム!モメンタム判定

11月も半ばになりましたのでモメンタムを判定しました。 目次 モメンタム判定(2019/11/15) 各投資信託の価格は以下のとおりです。 ADM価格表(2019年11月15日) この価格から判定した …

加速デュアルモメンタムでも投資信託の取引の遅さは致命的?

過去に絶対モメンタムを利用して投資信託の取引にかかる時間とその時差によるパフォーマンスへの影響を検証しました。 今回は加速デュアルモメンタムを利用した場合に、その時差がパフォーマンスへあたえる影響を検 …

モメンタム投資にも分散は有効?

別に保有するファンドを1個に限定する必要はないのだよね。目から鱗でした。弊社の確定拠出年金で再現できるかわからないけど面白そうだから調べてみよっと。米国セクターETFを使ったモメンタム戦略 https …

加速デュアルモメンタムのルックバック期間について再考する

前回、避難先について再考しました。 今回はルックバック期間について再考してみようと思います。 目次 Portfolio Visualizerで調べてみた あんまりたくさんのパターンを検証するのは骨が折 …

にほんブログ村 株ブログバナー

にほんブログ村 株ブログへ

にほんブログ村 サラリーマン投資家バナー

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

Twitter でフォロー