過去に検証を行ったレバレッジETFを利用した最小分散ポートフォリオで実際に運用を始めました。
今回は採用に至った経緯と運用開始から現在までのパフォーマンスについて書いてみようと思います。
目次
レバレッジETFを使う方法を模索していた
強欲な私は、ROKOHOUSE式 可変レバレッジド・ポートフォリオが流行して以来、レバレッジETFを利用する方法を模索していました。
相場のよかった過去10年ほどの間にレバレッジETFを利用した投資がすばらしい実績を残したことをROKOHOUSE式に出会って知りました。
ただ残念ながら、金利の上昇と不安定な市場の相乗効果で、2018年レバレッジポートフォリオのパフォーマンスは揮いませんでした。
2019年はFRBが利上げを行わないようなので、直近は金利の上昇が問題にならない可能性もありますが、暴落の前触れといわれる逆イールドが観測され不安定な相場が予想されます。
レバレッジドポートフォリオの夢は儚く消えたのか…?
そんななか神谷政敏さんの「運もお金もない人のための資産の増やし方」に出会いました。
本書ではレバレッジETFを利用した最小分散ポートフォリオが紹介されていました。
現金が最良の選択(つまり他のアセットはマイナスの成績)だった2018年、最小分散ポートフォリオはプラスの成績でした。
そしてレバレッジETFを使用しない無印(VFINXとVUSTX)の最小分散ポートフォリオは過去30年の期間でオールウェザーと同程度の安定感を発揮していました。
手数料と税金を加味してもメリットがある!?
この戦略のパフォーマンスは素晴らしい…
でも毎月最小分散の比率に調整するには手数料と税金がかかってしまう…
手数料と税金を加味してもメリットがあるなら…
というわけで調べてみたわけです。(詳細は過去の記事をご参照ください。)
結論からいうと、それなり(例えば2018年では3千ドルくらいが目安)の額で運用すれば、手数料と税金を加味してもメリットがありそうと確認ができました。
当初はこのポートフォリオの運用に回せる分がないなーと思っていたのですが、どうしてもやってみたい…!ということで、特定口座で保有していた資産を売却し3月初旬に運用を始めました。
欲に駆られてというのは正直なところですが、一方で合理的な戦略であり、よいパフォーマンスを残すだろうと考えています。
ただし、市場がクラッシュした際に大ダメージを受ける可能性はありますが…。
運用開始から現在までのパフォーマンス
さて、私が運用を始めた3/7からのパフォーマンスをみてみましょう。
3/7を100として作成しました。
3月の最小分散ポートフォリオの比率はSPXL:TMF=5:5です。
青:SPXL
赤:TMF
黄:最小分散ポートフォリオ
緑:SPY(S&P500)

SPXLとTMFの逆相関がばっちり機能しており、安定した右肩上がりのグラフになっていますね。
(まだ1ヵ月ですが)ここまでは狙い通りといえるのではないでしょうか。
まとめ
人を破滅させる三つとは、薬物と酒とレバレッジです。
チャーリー・マンガー
かつてマンガーは人を破滅させるものとしてレバレッジを挙げました。
私はレバレッジETFを用いた最小分散ポートフォリオが効率の良い手法であると考えていますが、本ブログはレバレッジETFの利用を推奨するものではありませんので悪しからず。
成功するかどうかわかりませんが、私は信じて続けてみようと思っています。
また進捗状況については折をみて報告できればと思います。
※投資は自己責任です。