これまで山崎元さんの「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」を参考に、日本株のインデックス50%+外国株のインデックス50%で確定拠出年金の運用をしてきました。
色々と勉強をしていくなかで少しずつ知識も増えてきましたので、今度はそれを実践に移していこうと思います。
先日記事にしたデュアルモメンタムは魅力的な手法である一方、手数料がかかること、税金の繰り延べができないことが問題点でした。
確定拠出年金では、商品配分変更やスイッチングに対して手数料や税金がかかりません。
なんだ相性ばっちりじゃないか!ということで早速運用を開始することにしました。
目次
2018年12月時点の確定拠出年金
2018年12月時点の確定拠出年金はこんな感じです。

50%ずつ買い付けて保有していたのですが、外国株式のほうがやや調子がよかったので、2%の誤差がでています。
採用するインデックスファンド(株式)を選ぶ
それではまず、運用するインデックスファンド(株式)を選びます。
過去にもご紹介しましたが、弊社の確定拠出年金のインデックスファンド(株式)は以下の3つです。
- 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
- 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
- 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
ちなみに手数料はそれぞれ下記のとおりです。
- 0.2%程度
- 0.27%程度
- 0.6%程度
新興国株式の手数料がやや高いですが、1%未満ですのでこの3つのインデックスファンド(株式)で運用してみようと思います。
採用するインデックスファンド(債券)を選ぶ
つぎにインデックスファンド(債券)を選びます。
インデックスファンド(株式)のモメンタムが負の場合には、債券のファンドを保有することになります。
モメンタムウォーカーでは「短期債」とのことでした。
弊社の確定拠出年金のインデックスファンド(債券)は以下の3つです。
- 野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
- 野村DC外国債券インデックスファンド
- 三菱UFJDC新興国債券インデックスファンド
確認してみたところ、いずれもデュレーション(≒残存年数)が7年以上の中・長期債券でした。
デュレーションが長くなるとボラティリティ(値動き)が大きくなります。
短期債の役割は、株式のモメンタムが悪いときに安全に資産を保管することですので、中・長期債ではその役割を果たすことができません。
採用できるインデックスファンド(債券)がありませんので、残念ですが現金で保有することにします。
モメンタムの判定方法

採用するインデックスファンド(株式)と避難先(今回は現金預金)が決まりましたので、早速モメンタムを測定します。
まずは絶対モメンタムの測定なのですが、弊社の確定拠出年金のページでは、それぞれのファンドのパフォーマンスが一度に確認できます。
このページでは1年前の数値を100とした場合の現時点の数値が確認できます。
いずれも100を下回っていますので、この時点では全てのファンドが負の絶対モメンタムを有していることになりますね。
ということで、現在保有すべきインデックスファンド(株式)はありません。
遅きに失した感はありますが、1月から現金預金へ変更します。
まとめ・確定拠出年金・デュアルモメンタム運用のルール
「確定拠出年金・デュアルモメンタム運用のルール」をまとめます。
- 毎月末にモメンタムを判定する。
- ルックバック期間は1年とする。
- モメンタムが正の場合、正のモメンタムを有するインデックスファンド(株式)のなかで最もパフォーマンスのよいものを保有する。
- モメンタムが負の場合、現金預金に切り替える。
- 切り替えに関しては、スイッチング(これまでの積立分)、商品別配分変更(これからの積立分)のどちらも行う。
このルールに則って確定拠出年金の運用を行います。
パフォーマンスについては定期的にお知らせしていけたらと考えています。
※投資は自己責任です。