最近ADMはパフォーマンスが揮わないし、確定拠出年金でのシミュレーションも心配になる結果だったのでちょっと落ち込み気味なのですが、直近の10年以外にも調子の悪かった期間ってあるのかしら?ということでPortfolio Visualizerを使って調べてみました。
シミュレーション
できるだけ長い期間のバックテストをしたかったので、今回使用したのはVFINXとVUSTXの2種類だけです。
2種類だとデュアルモメンタムはできないので、今回はVFINXの絶対モメンタムを計測し、モメンタムが負の場合の避難先としてVUSTXを利用します。
早速みてみましょう。
- AAM:加速絶対モメンタム(ルックバック期間1,3,6ヶ月)
- OAM:オリジナル絶対モメンタム(ルックバック期間12ヶ月)
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1987年にAAMの運用を開始した場合には2003年頃までVFINXをアンダーパフォームしています。
その期間なんと16年程…。
まとめ
どうやら私はモメンタム投資に過大な期待をしていたようです。
暴落を食らわないことが最大のミッションなのに、(短期的な調整はあるにしても)右肩上がりの相場で短期のパフォーマンスを気にしすぎなのですよね。
みんなが「モメンタムはもうダメだ…株式インデックスのバイアンドホールドこそ最良の選択だ!」となったときこそ天井のような気もしますし、たとえば「株式:債券=6:4」のようなポートフォリオを運用するようなつもりで、気長にやるのが良さそうだなと思いました。
60歳までまだ30年弱あるのでそのうち逆転のチャンス(暴落)がくるでしょ?
こなかったらこなかったで確定拠出年金以外の資産はきっと良いパフォーマンスなのでしょうから、それはそれで良しとします。
モメンタム投資に求めるものは暴落で死なない為の危機回避能力なのですから。
※投資は自己責任です。