確定拠出年金ではデュアルモメンタム、特定口座でレバレッジド最小分散ポートフォリオを運用していますが、最近、個別株でバリュー株投資をはじめました。
節操がないなって?そのとおりです。
投資を始めたとき「個別株はやらない(できない)」と考えていました。
だって難しそうだし、大半の投資家はインデックスをアンダーパフォームします。
そう考えていたからデュアルモメンタムや最小分散ポートフォリオでの投資を選んだわけです。
でもFCAUとCAIを買いました。
※この記事ではFCAUやCAIについての分析は行っていません。これらの分析をお読みになりたい方は下記で紹介するブログをご参照ください。
目次
なぜ個別株を始めたのか
では、なぜ個別株への投資を始めたのでしょうか?
FCAUとCAIおよびバリュー株への投資にはチャンスがある(儲かる!)と思ったからです。
投資にあたって以下のブログを参考にさせていただきました。
記事の内容がわかりやすく、個別株の分析をあきらめた私にも理解ができました。
そして触発された私はちょっと個別株のバリュー株投資について勉強をしてみようと思ったわけです。
ちなにみFCAUについては、著名なバリュー投資家であるパブライが傾倒していること(報告義務のない銘柄は他に保有しているそうですが)も理由のひとつです。
- パブライの保有銘柄
バリュー投資とは
さてバリュー投資とはなんでしょうか?
バリュー投資(ばりゅーとうし)
野村證券 証券用語解説集
企業の利益・資産などの基準に対して割安なものに投資する手法。
PERやPBRの低いもの、配当利回りの高いものなどが代表的な選択基準(これらの基準をみて、株価が割安におかれている企業が対象である)。
「市場はおおむね効率的」なので(たとえ時間がかかっても)間違った価格は正しい価格へと修正されるはずですよね?
バリュー投資はこの仮定に基づいて、本質的価値より安い価格になっている銘柄を買い、価格がその本質的価値に追いついてきたときに売るということです。
よくある喩えだと「1万円の入った財布を5千円で買う」とかでしょうか。
本質的価値の見積りが正しいこと(つまり中身が1万円なのかどうか*)が条件になりますが、1万円の入った財布を5千円で買うことができれば、多分5千円は儲かりますよね。
*実際には1万円でなくてもよいです。例えば8千円でも利益はでますよね?市場価格と本質的価値の差(割安度)が大きければ大きいほど、安全域が広く利益が大きな投資と言えます。
ね?バリュー投資いけそうな気がしませんか?
と、ここまで説明してきましたが「言うは易く行うは難し」ですよね。
ではどうやって本質的価値より安い銘柄をさがせばよいのでしょうか?
個別株は難しい
いくつか本を読んでみましたが、本質的価値について清算価値から求める方法と将来のキャッシュフローから求める方法については理解できました。
ただし、理屈がわかったことと実際にできるかどうかというのは別問題です。
今回勉強してみて改めて、自分で銘柄を分析して本質的価値を正しく見積もり自信をもって資産を投じることができるようになるまで、相当の時間と労力が必要になると痛感しました。
正直、「あ、これ、やっぱりダメなやつ(自分にはできないやつ)だ…」と思ったわけです。
グリーンブラットも「ほとんどの人々には個別銘柄を自分で選択する権利はない」といっています。
私ももれなく「ほとんどの人々」に含まれていたわけですね。
それなのに個別株に投資するなんて…
パクリ投資家の思想
今回の投資先であるFCAUとCAIについては、先ほど参考元として紹介したブログの筆者小塚さんや靴磨きおじさんさんが詳細に分析をされていますので、その分析が納得できるかというところがポイントなのです。
もちろん自分で分析して発掘できるのが一番ですが、上で書いた通り個別銘柄を自分で選択するスキルはありませんので仕方ないですね。
勉強は続けますが、しばらくの間(相当長い期間かもしれませんが)はパクリ投資になります。
ということで個別の銘柄に限らず、気になる投資法や採用した投資法(およびパクった内容)についてはまた記事を書いてご紹介できればいいなと思っています。
※投資は自己責任です。